私は、1994年ルワンダ難民救援活動と翌95年阪神淡路大震災災害で初めての医療救援活動を行いました。医師として、人間としてその重要性を痛感し、それ以降、人道医療支援活動を続けています。
上記二つの初活動で感じたことは、災害医療や緊急医療支援は、
*決して派手な格好いいものでなく、地道で危険も伴う辛い活動である。
*被災地の歴史、宗教や地政学的背景などの理解が無ければ効果的な活動が行えない。
*安全管理、情報通信、ロジスティックスなど本来の医療活動を支える様々な活動が必須である、でした。
この思いを一にする同志達と1998年にMeRUを設立し、コソボ、アフガニスタン、インドなどの海外活動や国内の地震・津波災害、東海村臨界事故、2002WORLD CUP大会などの活動などを行ってまいりました。
これまでの活動に多くの医療関係者のみならず、安全管理、情報通信、ロジスティックス、建築、文化研究者など各分野の専門家が現地や本部での活動に参加していただきました。
現在、MeRU JAPANは、実際の医療支援活動のみならず、これまでの緊急医療支援災害や紛争からの中長期的な復興開発支援で培ってきた知見や経験を生かした訓練や研究を行っています。
これからも後進育成を含めた活動を行ってまいる所存です。
多くの方のご参加、ご協力、ご理解をお願い致します。
理事長
医学博士 鎌田 裕十朗
|